1 空室、賃料下落リスク
賃貸経営での一番のリスクは、入居者が思うように入らず、「事業収支計画」通りの収入が得られなくなること。
空き室が続くようでしたら、賃料を落としてでも入居者を確保せざるを得なくなります。
たとえ「家賃保証つきのサブリース」であっても、このリスクと無縁ではありません。
「空き室が続けば、いづれ必ず家賃も下げられる」という点には、注意が必要です。空き室・賃料下落リスクは、100%のコントロールはできなくても、できうる限り「市場調査」を綿密に行い、現実的な計画を立案していくことで、小さくできるリスクです。
2 借入金リスク
税金等の支出や、急なローン金利の上昇等により、資金がショートするリスクです。
これが起こるということは、そもそも「事業収支計画」事態に問題があったということです。
私たちは、オーナー様と一緒にキャッシュフローを作成し、豊富な経験から計画に織り込むべき支出やリスクを最大限想定して「事業収支計画」を策定して、複数シュミレーションして提示しています。
3 修繕リスク
人が生活する建物ですから、ちょっとした破損や経年劣化など、修繕が必要となることは避けられません。
選ばれ続ける建物であるためには、必要なメンテナンスもありますが、「修繕費」がかさんで思うような収益が出ないとなると大きな問題です。
できるだけ時間が経っても劣化しない、壊れにくい建物・設備であること。
あわせて、長期に亘って、デザインが陳腐化してみえない外観を選ぶことは、建設業者選びの基準として、ぜひ気をつけてください。
4 トラブルリスク
確率は低くても、予期できないリスクもあります。
近隣の騒音、入居者による問題行動、火事、災害等々。こんなとき何より大切なのは、賃貸経営に詳しい、相談できる相手が身近にいること。
この部分でも、地域密着型の企業は大きな頼りになるのではないでしょうか。いざという時には弁護士や税理士等の力を借りることも想定されます。
親身になって対応してくれ、必要なときに専門家を紹介してくれるような存在は、ぜひとも確保しておきたいものです。